モコちゃんは2008年に新しい家族として我が家に来た、私の妹猫です。昔から猫を飼いたがっていた母が、ペットショップで運命に出会いをした!と息巻いて帰ってきて、翌日すぐに私も一緒に迎えに行きました。
毛並みの綺麗なロシアンブルーのメスで、萌黄色なのに光の加減で金色のように見える瞳が綺麗な子です。警戒心が強く、触ろうとするとバシっと手が出て、多くの猫が大好きであろうチャオチュールにも興味がなく(もっとお高いゼリー状のウェットフードは食べていました)、自分の気分のいい時だけ撫でさせてくれて、撫でないと「なんで撫でないのよ!」と言わんばかりに膝に乗って顔を押し付けてきて、、なんてお嬢猫様なんだろうと母と笑っていました。こんなお嬢様だけど気を許した人にはとても甘えん坊で、母や私が仕事で出かける時には足元にくっついて行かないでよーと爪を立てていました。
その後私が結婚して家を出て、母とモコちゃんとで実家に暮らしていましたが、母が体調を崩しがちになり、もし何かあったらモコちゃんが心配だというので私の家に引っ越してきました。
実家と違う空間に慣れず、引っ越して1ヶ月はカーテンの中でずっと生活していて、カーテンをめくるとシャー!!と怒っていました。ここどこなの?ママはどこなの?と怒りながらも悲しく不安な顔で窓を見ていました。
少しずつ慣れて、ソファの右側の背もたれ上がモコナの場所になり、モコナの前に座ると膝に乗ってきて、でも撫ですぎるとバシっと叩かれて、ツーンとした顔で膝にずしっとそっぽむいて乗りながら耳はこっちに向いていて。モコナは本当にツンデレだね、と夫と笑っていました。
私が長男を出産したあとは、不思議そうに赤ちゃんを見て、前足でチョンチョンと触って動いた赤ちゃんにびっくりして隠れていたのは今思い出しても面白いです。尻尾を握られて怒ったり、モコちゃんにひっかかれたと子供が泣いてるのを細い目でフンとでもいうように寝そべって見ていたり、子供が大きくなってからは毎朝TVの前でゴロゴロしてる子供のお腹に乗って寛いでいて、ほら早く学校行く準備して!というとだってモコちゃんが乗ってるし〜というのがお決まりの会話でした。
実家と違って騒がしい我が家でも、マイペースに気難しく、時に甘えん坊なお嬢猫様。
ここ数年はほとんど同じ場所で寝てばかりになり、
大好きだったウェットフードも残すようになり、
私の妹はもうおばあちゃんなんだねえ、、と話しかけると「余計なお世話よ」というようにニャー!と鳴くのが愛しくて。
17年間たくさんの思い出をありがとう。
私の可愛い妹が天国で安らかにいてくれますように。

ファミリアでは相模原市を中心に八王子市、日野市、立川市、大和市、町田市、厚木市、多摩市、綾瀬市、座間市、海老名市、稲城市、川崎市(一部地域)にてペット葬儀、ペット火葬を承っております。

